不動産売買にあたり、土地の価値を評価するにさまざまな基準と計算方法があります。
そのなかでも実勢価格は、不動産市場で実際に売買された価格を示しており、自分でも計算可能です。
今回は実勢価格とは何か、調べ方と注意点を解説するので、これから不動産売買を検討している方はぜひ参考になさってください。
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実勢価格とは何を示す価格であるのか
実勢価格とは、不動産の取引が成立する価格です。
国土交通省が毎年3月に公表している土地取引の指標として公示地価がありますが、実勢価格と一致しない場合があります。
理由として、公示地価が更新されるのが年1回であるため、最新の市場動向と異なる可能性や、基準地価が急変動しないよう設定されている点です。
また、価格に売主と買主の事情が反映されている点、当時の経済状況が反映されている点も挙げられます。
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実勢価格の調べ方
調べ方は6つあり、1つ目は国土交通省が提示する不動産情報ライブラリに掲載された取引価格情報から調べられます。
過去の売買価格が公開されていますが、取引件数が少ない地域では参考にならない可能性があるため注意してください。
2つ目は公示地価から計算する方法で、公示地価に土地の面積と1.1を乗じます。
3つ目は固定資産税評価額から求める方法で、毎年自治体から郵送される固定資産税通知書に記載された評価額の0.7倍に1.1をかけたものです。
4つ目は路線価から計算する方法で、路線価とは道路に面している土地1㎡毎の価格であり、この値の0.8倍に1.1を乗じて計算します。
5つ目は相続税評価額を基に計算する方法、6つ目は都道府県が年1回更新する基準地価に1.1を乗じて計算する方法です。
これまでの計算に共通して1.1を乗じる理由としては、実勢価格が他の価格よりも高い地域が多いためとされています。
7つ目はREINS Market Informationを活用する方法で、RAINSに登録された不動産の過去直近1年分の成約価格を調べられます。
その地域で年間取引数が100件未満の場合には表示されません。
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実勢価格の調べ方の注意点
調べ方は複数ありますが、どの場合でも共通した注意点があるので注意してください。
まず、算出にあたり参考にする価格は過去の取引額であるため、最新の市場では価値が変動している可能性があります。
次に、売り出し価格は自由に設定できるため高額設定も可能です。
販売価格は土地面積以外にもさまざまな条件から価格が設定できるため、実勢価格と価格に差が出る可能性は大いにあり得ます。
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まとめ
実勢価格は、不動産市場で実際に売買契約が成立した価格です。
この価格は複数の調べ方がありご自身でも算出できますが、あくまで過去の金額を参考に計算しているため、現状と異なる可能性がある点に注意しましょう。
ぜひ参考価格として調べてみてください。
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株式会社イーアールホームズ スタッフブログ編集部
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