相続などによって所有した土地が共有名義になっていた場合、活用や売却が難しく困っている方は少なくありません。
そういった状況で検討してほしい手段が、1つの土地を複数人で分割して単独所有した状態になる分筆です。
この記事では共有名義の土地の活用や売却で困っている方に向けて、分筆ができる条件と、分筆するメリットとデメリットをご紹介いたします。
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土地を分筆できる条件とは?
共有名義となっている土地を、共有持分に応じて分割するには、3つの条件を満たしている必要があります。
まず、各自の共有持分に応じて分割した土地面積が、登記簿に記載される最小単位である0.01㎡以上になっていなくてはいけません。
次に他の共有者から過半数の同意を取るのも、分割するための条件です。
各自の持分で分割する予定でいるなら、早いうちに共有者で相談しておくと、連絡が取れなくて時間がかかるなどのトラブルを避けられます。
最後に、隣地の所有者に立ち会ってもらえるかも重要なポイントになります。
分筆登記では隣地の所有者が立ち会いのもと、境界を確定させて筆界確認書に署名と押印をしてもらう必要があるのも注意しておきましょう。
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共有名義の土地を分筆するメリット
共有名義となっている土地を共有者各自の共有持分に応じて分割すると、どのような利点があるのかを知っておくと便利です。
まず各自の共有持分によって分割すると、共有ではなく単独所有になって活用などがしやすくなります。
ただ、単独名義にするには所有権移転登記が必要となり、分筆しただけでは単独名義にならない点に注意してください。
次に共有持分として売るよりも、単独名義になってから売ったほうが、市場価格の相場と同じ価格で売れるようになります。
最後に、分割すると家が建つ場所と駐車場などに使う場所で、違う地目にして利用が可能になるのも便利です。
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分筆するデメリットとは?
共有名義の土地を分筆するつもりなら、デメリットがどういうのかも把握しておかなくてはいけません。
とくに、分割する方法を間違えてしまうと、建築ができなくなってしまい資産価値が落ちる点は注意する必要があります。
また分割をするには共有者の過半数の同意が必要になり、賛同を集める労力がかかってしまう点に注意してください。
そして隣地の所有者の立ち会いが必要で、隣地の所有者との連絡も取らなくてはいけません。
この他に、更地になった状態で所有すると固定資産税が上がってしまうのも、注意が必要なポイントです。
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まとめ
共有名義の土地を単独所有にする手段の1つが分筆で、各自の共有持分に応じて分割する方法です。
分割するにはさまざまな条件があり、条件を満たしていないと分割ができず、共有状態が続いてしまうため事前に確認しておきましょう。
分割をすると単独名義になって活用しやすくなり、市場価格で売却がしやすくなるなどのメリットがあります。
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株式会社イーアールホームズ スタッフブログ編集部
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