土地を売ったにも関わらず確定申告を怠ると、ペナルティを課されるリスクがある点に注意が必要です。
これから土地を売りたいと考えている方は、スムーズに確定申告ができるようにどのような準備が必要なのか把握しておきましょう。
そこで今回は、土地の売却における確定申告の必要性と、確定申告の流れや必要書類についてもご紹介します。
土地を売却したら確定申告は必要？
土地を売ったときは、確定申告が必要なケースと不要なケースがある点に注意しましょう。
確定申告をしなければならないのは売却で利益を得た場合で、売却価格から土地の取得にかかった費用や売却にかかった費用などを差し引いた利益に譲渡所得税が課税されます。
譲渡所得は会社からもらう給与所得とは別で課税されるため、年末調整では申告できず自身で確定申告をしなければなりません。
一方、土地を売ったにも関わらず損失が出た場合は確定申告が不要です。
給与所得を受けている方で利益が20万円以下だった場合は所得税のみ課税されないなどのルールもあります。
また特別控除を受けたいケースでも確定申告は必要なため、控除対象になるかを早めに確認しておきましょう。
確定申告をしないと国税庁から「お尋ね」と呼ばれるアンケートが届き、回答しなかった場合は無申告加算税や延滞税を請求されるリスクがあります。
確定申告をしないとどうなるのかも理解したうえで、早めに準備を進めておきましょう。
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土地売却後におこなう確定申告の流れ
確定申告をおこなうときは源泉徴収票などをチェックしながら記入もしくは入力する必要があるため、事前に必要書類を集めておくことが大切です。
そして、売却契約書や売るときにかかった諸費用の領収書などをチェックしながら譲渡所得の内訳書も作成しておきましょう。
譲渡所得の内訳書が完成したら確定申告書の第一表、第二表、第三表を作成します。
確定申告書も完成したら、譲渡所得の内訳書や必要書類とあわせて住所地の管轄税務署に提出します。
窓口で直接受付してもらう方法以外に郵送やe-taxで提出を済ませることが可能です。
納税額が決まったら期限内に支払いましょう。
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土地売却後の確定申告で必要な書類
土地を売ったあとの確定申告では譲渡所得の内訳書や確定申告書、本人確認書類のほかに以下の書類を用意しなければなりません。
●売買契約書売却でかかった諸費用の領収書
●取得したときにかかった諸費用の領収書
●土地の全部事項証明書
●源泉徴収票
●マイナンバー
売買契約書は売ったときのものだけではなく土地を買ったときのものも必要です。
これらの書類は譲渡所得の内訳書や確定申告書を作成するためにも必要なので、早めに準備する必要があります。
また特別控除などを利用する場合は戸籍の附票なども追加しなければならないため、どのような書類が必要なのかも早めに確認しておきましょう。
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まとめ
土地を売って利益が出たときや特別控除などを利用したときは確定申告を忘れずにおこないましょう。
期限ギリギリで準備すると必要書類を集めるのに苦労する可能性があるため、売却活動をおこなっているときから流れを把握しておくのがおすすめです。
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