住宅ローンの返済がどうしても難しくなった場合、多くの方は不動産売却を考えますが「不動産売却に踏み切ってもなお住宅ローンの全額返済不可」という状態だと、売却もままなりません。
売却もできず、住宅ローンの支払いができない状態が続いたらどうなるのか、どんな対処法をとれば良いのか、今回はそれらについて解説します。
不動産売却しても住宅ローンの返済不可だとどうなる?
「不動産売却をしても住宅ローンの全額返済不可という状態で売却もできない、かといって月々の支払いももう苦しい」といった状態になってしまう方も少なくありません。
そのような状態が続いてしまう場合、まずは督促状が届き、それを放置すると「分割してローンを支払う権利を失ったので一括返済してください」という趣旨の期限の利益の喪失通知が届きます。
その後は裁判所から競売開始決定通知が届き、やがて不動産は競売にかけられてしまうこととなるのです。
不動産売却しても住宅ローンの返済不可の場合の対処法
不動産売却をしても住宅ローンの全額返済は不可で月々の支払いもできない状態が続いてしまうと最終的には競売にかけられてしまいます。
そうならないための対処法としては以下のようなものが挙げられます。
●住宅ローンを借りている金融機関に、「返済期間を延ばしてもらう」「一時的に利息だけの支払いを認めてもらう」など条件変更の対応をしてもらえないかどうか相談してみる
●滞納が始まってしまう前に、住宅ローンの借り換えをする(滞納が始まってしまうと借り換えの審査に通らない)
●病気療養が理由で住宅ローンの支払いができない場合は「団体信用生命保険」の内容を確認し、疾病時にも保険金が下りる条件で団信を契約しているのであればそれを利用する
●不動産業者の力も借りて任意売却をする
また「一般的な不動産売却での売却価格に、他から調達できる資金を足せば住宅ローンは何とか完済できる」という状態であればできるだけ早い段階で、不動産業者に売却の仲介を依頼するのがおすすめです。
売却をしても住宅ローン残債が残るオーバーローン状態で、金融機関に条件変更を認めてもらえず、借り換えもできず、「団体信用生命保険」も使えなかったという場合は任意売却を選ぶのがおすすめです。
どんな手段を取るにしても住宅ローンの返済が難しい場合は早めの対処を心がけると安心できます。
まとめ
今回は不動産売却をしても住宅ローンの全額返済不可という状態で、月々の支払いもできないとどうなるか、競売にかけられてしまわないためにどんな対処をすれば良いかなどについて解説しました。
「支払えない状態」を放置しておいても良いことはひとつもありませんので、早い段階で対処をしていきましょう。
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