空き家を売却するなら、自治体が運営している空き家バンクが気になるという方もいるでしょう。
この記事では、空き家バンクとはなにか、またメリット・デメリットや利用の大まかな流れをご紹介します。
空き家バンクでの売却とは
国内では、空き家が増え過疎化が問題になっている自治体が多くあります。
その背景から生まれた空き家バンクは、空き家を減少させることを目的とした地方自治体のサービスです。
地域の空き家を流通させることを目的とした仕組みで、売りたい方が情報提供し買いたい方がその情報を取得できます。
空き家バンクの多くは非営利で運営され、空き家に住みたい方が増えれば、過疎化を防げ税収にもつながるとの考えからきています。
空き家バンクの登録方法や、助成金の条件は自治体によって異なる場合があるため、空き家を所持している地域の情報をよく確認しましょう。
空き家バンクで売却！メリット・デメリット
国内の空き家が増えている理由のひとつに、売却したくても不動産会社が扱ってくれないことが挙げられます。
自治体のサポートのもと運営される空き家バンクなら、不動産会社が扱わないような不動産を登録するのも可能です。
不動産会社が扱わない物件を登録したり、相談できるような不動産会社がない地域で空き家を売却したい場合に活用しやすいでしょう。
地域限定で購入希望者を見つけ出すのは大変なため、買主を探す間口が広がるのは大きなメリットです。
一方、デメリットは、必ずしも購入希望者が見つかるとは限らないことや、交渉や手続きを自力でやらなければならないことが挙げられます。
契約時に万が一トラブルが起こっても、自治体は対応をしてくれるわけではないので、注意が必要です。
空き家バンクで売却！売却する流れ
空き家バンクで不動産を登録や売却するには、必要な条件や申請書類があります。
空き家バンクに登録できる不動産は、その自治体の地域に空き家があることが大前提です。
また、不動産会社と媒介契約を締結していないことなどが条件です。
申請には、空き家バンク登録申込書や土地および建物の登記事項証明書、本人確認書類などが必要なため、あらかじめ書類を揃えておきましょう。
登録後の流れで留意したいのは、自治体は内見時の立ち会いはするものの売却の交渉などはしない点です。
空き家を売却するためのアピールや交渉は自分でおこなわないといけないため、場合によっては不動産知識が必要になるケースもあるでしょう。
空き家バンクで登録してから売却までの流れを考えると、大変そうだと感じる方もいるかもしれません。
売却活動に多くの時間を確保できない方は、売却活動からすべてを任せられる不動産会社に相談することをおすすめします。
まとめ
空き家バンクとは、自治体が運営しているものの売却活動には介入しません。
不動産会社が扱えない理由があったり、地域に相談できる不動産会社がなかったりする場合は利用するメリットがあります。
売却活動や交渉など自力でおこなう過程があるため、忙しい方や全部プロに任せたい方は、空き家バンクではなく不動産会社に相談してみるのも良いでしょう。
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株式会社イーアールホームズ スタッフブログ編集部
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