所有しているマンションを「オーナーチェンジ物件」として売却するにはどうしたら良いのでしょうか。
オーナーチェンジ物件は売却が難しいといわれているので、まずはその理由を考えてみる必要があります。
今回は、オーナーチェンジ物件の売却価格を調べる方法や、売却に成功する方法もあわせてご紹介しましょう。
オーナーチェンジ物件の売却が難しいといわれる理由
そもそもオーナーチェンジ物件を購入するのは、ほとんどが不動産投資家です。
一般的な住宅と違ってターゲットが絞られてしまう分、買い手が見つかりにくいという特徴があります。
また、オーナーチェンジ物件を購入する際には住宅ローンを利用できないため、それも売却しづらい理由のひとつです。
住宅ローンは居住用の物件を購入する際に利用できるローンなので、オーナーチェンジ物件を購入するには、現金一括で支払うか金利の高い不動産投資用ローンを利用するしかありません。
さらに、入居率も売却に大きく関係してきます。
入居率の低い賃貸物件だと安定した家賃収入が得られないため「リスクの高い物件」として避けられてしまうのです。
オーナーチェンジ物件の売却価格を調べるには?
オーナーチェンジ物件を売却する前に、売却価格を調べる方法を確認しておきましょう。
まず、収益と利回りから売却価格を計算する「直接還元法」があります。
この場合の収益は、家賃によって得られた収入から経費を引いた「純収益」のことです。
直接還元法より正確な売却価格を予想したいときは、空室リスクや家賃の下落率なども考慮して算出する「DCF法」も利用することをおすすめします。
ただし、DCF法の計算は非常に複雑なので、自分で計算するのは難しいでしょう。
上記の2つを踏まえたうえで不動産会社に査定してもらうと、より正確に近い売却価格を把握できるはずです。
オーナーチェンジ物件の売却を成功させる方法
オーナーチェンジ物件を少しでも良い条件で売却するには、空室改善のための対策を考える必要があります。
まずは空室が発生してしまった理由を探し、家賃の値下げや管理会社の変更なども視野に入れて検討してみると良いでしょう。
現在の入居者が離れていかないよう、更新料を無料にする方法もおすすめです。
また、オーナーチェンジ物件は賃料がすぐ入ってくることや、ファミリータイプだと物件価格が比較的安価であることなどのメリットがあります。
そういったメリットをしっかりアピールして売り出してみましょう。
まとめ
オーナーチェンジ物件は買い手が限られることや住宅ローンを利用できないことなどが原因で、売却しづらいといわれています。
しかし、工夫次第では売却に成功しやすくすることも可能なため、どのような方法があるか確認しておくと良いでしょう。
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