不動産の売却において、築年数の経過した建物は価値が低いため、あまり需要がありません。
そこで、古い建物を解体し更地の状態で売却しようとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そのような更地にした不動産の売却時に利用できる、解体ローンについて解説します。
解体ローンの仕組みや種類を中心に説明するので、ぜひ参考にしてください。
不動産を更地にして売却する際に利用できる解体ローンの仕組み
更地にして売却する場合に気を付けたいのが、解体費用です。
建物の解体費用は、地域や状況によっても異なりますが100万から300万円ほどかかります。
手元にまとまった資金があれば問題ありませんが、解体費用を持ち合わせていないケースも多いです。
その際に活用できるのが、解体ローンです。
解体ローンの仕組みは、一般的な住宅ローンとほとんど変わりません。
金融機関などへ相談し、建物を解体するために融資を受けます。
融資条件や金利、借り入れ期間などは金融機関ごとに異なるため、確認しながら検討しましょう。
なお、解体ローンを組む場合には、時間がかかるため、注意が必要です。
融資を受けるまでには、書類の準備や作成などの手間がかかり、予想よりも時間がかかるケースが少なくありません。
融資までに想定外の時間がかかると、スケジュールどおりに解体工事が進まない可能性もあります。
解体ローンの利用を検討している場合には、早めに金融機関へ相談しましょう。
不動産を更地にして売却する際に利用できる解体ローンの種類
解体ローンには、住宅ローン・プロパーローン・フリーローンの3種類があります。
住宅ローンは、高額な融資を受けられるものが多い点がメリットです。
基本的に住宅の新築や中古住宅の購入に利用されますが、一定の条件を満たせば解体工事への適用も認められます。
解体工事に住宅ローンを利用できるのは、建て替えの場合です。
解体工事のみに対して住宅ローンを利用するのは、基本的に認められないので注意しましょう。
プロパーローンは、銀行特有の多目的で利用可能なローンです。
住宅ローンよりも少額から借り入れられるため、審査がそれほど厳しくない点がプロパーローンのメリットでしょう。
住宅ローンの審査に通らなかった場合でも、プロパーローンの審査には通る可能性があります。
フリーローンは、使用目的の自由度が高く、多目的ローンとも呼ばれます。
基本的にはプロパーローンと似ていますが、取り扱い金融機関の数が比較的多いのが利点です。
まとめ
以上、不動産を更地にして売却する場合に利用できる解体ローンについて、仕組みや種類を解説しました。
解体ローンとは、金融機関へ相談して解体のために融資してもらうものです。
主な種類は、住宅ローン・プロパーローン・フリーローンの3種類です。
それぞれの特徴や利点を確認し、自分に合ったものを選びましょう。
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