不動産はその構造や種類によって売りやすさやターゲット層が異なってきます。
高い価値を持つ不動産であっても、需要を把握できていないとスムーズに売ることは難しいでしょう。
そこで今回は、特徴的な不動産の1つ「平家」について解説します。
平家がどのような特徴を持ち、どうすれば売りやすくなるのかを見ていきましょう。
不動産売却における平家の需要
不動産を売りに出す場合、その不動産の需要を把握することが大切です。
まずは不動産市場において平家がどういった需要を持つのか確認してみましょう。
なお1階建ての建物を指す言葉としては「平屋」が多く使われますが、「平家」は公的書類に書く場合に使われる表記というだけで、1階建ての建物を指す不動産のタイプに違いはありません。
平家は1階のみで住居が完結しているため、階段の昇り降りが負担となる高齢者や小さな子どもがいる家庭で一定の需要があります。
また家事や掃除の手間を減らしコンパクトに生活したい層にも人気の構造です。
庭の活用がしやすくなるため、ガーデニングやバーベキューを楽しみたい場合にも高い需要が期待できます。
一方、2階以上が存在しない平家は2階建てに比べると床面積が狭く、坪単価で見ると割高になりがちです。
限られた土地で広く生活空間を確保したいと考える買い手にとって、この点はデメリットとなるでしょう。
平家の不動産を売却する方法
次は平家の不動産を売る具体的な方法について解説します。
すでに述べたように平家は特徴的なメリットとデメリットを持つ不動産です。
そのため効率的に売却を進めるためには平家が持つ特徴を理解し、需要の高いターゲット層に届くようなアピールをすることが重要です。
また、設備が古くなっている場合は、リフォームをしてから売却を進めると内覧時の印象が良くなります。
壁紙やフローリングといった、新しい住人も継続して利用する部分に破損や劣化がないかしっかり確認しておきましょう。
なお、リフォームには費用もかかり、買い手によっては購入後のリフォームを想定している場合もあるので、どこまで手を加えるかは不動産会社と相談して決めるのがおすすめです。
そして物件の老朽化が激しい場合は、解体してから売却することも重要な選択肢になります。
とくに木造建築は経年による資産価値の減少が大きいため、一定の年数が経過している場合は更地の状態のほうが高い需要を見込めるでしょう。
物件の価値や解体費用を考慮し、適切な売り方をみつけることが重要です。
まとめ
古き良き日本家屋のイメージが強い平家の不動産は、高齢者や小さい子どもがいる家庭などで現在も一定の需要があります。
一方で床面積の小ささといったデメリットも明確になっているので、物件の状態を考慮してそのまま売却するか、更地にして売るかといった選択が必要になるでしょう。
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