不動産の引き渡しには大きな金額が動きます。
そのため、無事取引が完了するまで落ち着かない方も多いでしょう。
この記事では不動産の売却を検討中の方に向けて、不動産引き渡し当日の流れを解説しています。
当日必要な書類や引き渡しの際のチェックポイントなども説明していますので、ぜひ参考にしてください。
不動産の引き渡しを円滑に進めるために知っておきたい当日の流れ
買主が住宅ローンを利用する場合、引き渡しの場所は融資を受ける金融機関でおこなわれるのが一般的です。
引き渡し当日の流れ
本人確認と書類の確認
運転免許証やパスポートなどにより、売買当事者それぞれが間違いなく本人であるかを司法書士が確認します。
また、売主と買主それぞれが売却・購入の意思があるか、売買契約書に表示されている不動産と売却対象物件が当事者の認識と違っていないかなども見極めます。
金銭の授受
買主が売主へ残代金を取り決めた方法で支払います。
住宅ローンを利用する場合、融資が実行されるのがこのタイミングです。
くわえて、固定資産税、都市計画税、マンションであれば管理費や修繕積立金などの精算金を授受します。
領収書の授受
正式な入金確定後、残代金や各種精算金の領収書を売主から買主へと渡します。
必要書類や鍵を引き渡す
取り扱い説明書などの必要書類や合鍵を含めた鍵一式を引き渡します。
報酬の支払い
司法書士や不動産仲介業者への報酬支払いは、すべての手続き完了後になります。
不動産引き渡し当日に必要な書類とチェックポイントを解説
引き渡し当日の必要書類は以下の7点です。
●権利証(登記済証、登記識別情報)
●実印
●運転免許証やパスポートなど顔写真付きの身分証明書
●不動産の評価証明書
●鍵や引き渡す必要のある書類
●着金を確認できる通帳やキャッシュカード、オンライン端末など
●司法書士への報酬や不動産会社への仲介手数料
個別に必要なものなどもありますので、事前に仲介の不動産業者に確認しておきましょう。
引き渡し当日のチェックポイント
とくに気を付けなくてはならないことは、書類の不備です。
建物に抵当権が設定されている場合、引き渡しの前に抵当権抹消の手続きをしなくてはなりません。
そのため抵当権が抹消されているかどうかを金融機関に確認する必要があります。
書類の不備などで引き渡しが延期すると、場合によっては債務不履行として違約金が発生することもあるため、細心の注意を払いましょう。
まとめ
不動産の引き渡しを不安や負担に思う方も少なくないでしょう。
しかし、当日は不動産業者や司法書士、融資担当者などが円滑に手続きを進めてくれます。
当日の不安を払拭するためにも、余裕を持った準備と万全な体調が欠かせません。
この記事を参照しつつ、ぜひ円滑な不動産取引を実現してください。
株式会社イーアールホームズでは、神戸市灘区の一戸建て・マンション・土地を取り扱っております。
マイホーム探しの際は、ぜひ当社のお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓