今回は、ご自宅などの不動産を活用して生活資金を確保する方法である「リバースモーゲージ」にスポットを当てて解説します。
何かと比較されることが多い、リバースモーゲージとリースバックの違い、リバースモーゲージの仕組みやメリットなどもご紹介していきます。
「リバースモーゲージ」と「リースバック」の違いとは?
まず、リバースモーゲージとリースバック、それぞれの特徴をご説明します。
リバースモーゲージとは
金融機関にご自宅を担保として提供し、その担保価値に応じて設定される「融資上限額」に到達するまで、年金のように定期的に、もしくは随時で融資を受けることができるというサービスです。
「融資」のため返済が必要なのですが、基本的には「所有者がお亡くなりになったあと、担保を売却して得た資金を元金返済にあてる」という形になります。
リースバックとは
リースバックも「ご自宅に住み続けながら使えるサービス」という点では、リバースモーゲージと似ています。
リースバックの場合は、売却してご自宅を手放してから賃貸契約として家賃を支払い住み続けることができるサービスです。
「リバースモーゲージ」と「リースバック」の仕組みを比較しよう!
リバースモーゲージの仕組み
ご自宅を担保にして借りたお金を年金のように受け取り、存命中は毎月利息分だけを返済することになりますので、所有権は移転せず、移転登記の手続きは不要です。
ただし、お亡くなりになった際は必ず売却するのが大前提となっております。
リースバックの仕組み
リバースモーゲージと異なり、契約時にご自宅を売却いたします。
そのため、売却代金を一括でお受け取りでき、賃貸契約で家賃をお支払しながらそのままご自宅に住むこともできます。
リースバックが「契約時に売却する」のに対して、リバースモーゲージは「亡くなった時に売却する」という感じで、売却のタイミングに違いがあります。
「リバースモーゲージ」と「リースバック」のメリットを比較しよう!
次は、リバースモーゲージのメリットについて見てみましょう。
リバースモーゲージ最大のメリットは「お亡くなりになるまでは利息分さえ支払えばいいので、毎月の負担が少ない」ということです。
また、リバースモーゲージは多くの金融機関が50歳以上を対象としており、高齢者でも利用しやすいというメリットもあります。
これに対してリースバックは、「リバースモーゲージよりも対象物件の条件が緩和されている(リバースモーゲージの場合、対象物件を戸建てのみと限定している金融機関も少なくない)」「所有権を手放すので、固定資産税を支払う必要がない」などがメリットになる、というところが大きく違います。
まとめ
今回は、リバースモーゲージにスポットを当てつつ、リースバックとの違いについて解説しました。
両者は似たような言葉にも思えますが、それぞれの仕組みやメリットには大きな違いがありますので、それぞれの内容をしっかり理解したうえで、どちらを選ぶかは慎重に考えましょう。
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