分譲マンションのような区分所有建物の売却には、一戸建ての売却とは違った注意点があります。
そもそも区分所有建物とは何なのか、その特徴にはどのようなものがあるのかよくわからない人も多いでしょう。
今回は、区分所有建物の特徴や売却する際の注意点についてご紹介します。
不動産を売却するにあたって区分所有建物の特徴を紹介
区分所有建物の売却を検討しているなら、その特徴をしっかり理解しておくことが大切です。
区分所有建物として認められるためには、構造上と利用上の独立性がある数個の部分から構成されている建物である必要があります。
それぞれの部分とほかの部分との間は壁や床・天井で完全に遮断されており、さらに、各部分も1つの住居として利用できなければなりません。
区分所有建物の代表的な不動産といえば、分譲マンションが該当します。
分譲マンションは1つひとつの部屋がほかの部屋と完全に分かれて独立しており、それぞれの部屋を1つの住居として利用することが可能です。
同じ構造であっても、賃貸マンションは区分所有建物に該当しない場合が多くなっています。
これは、多くの賃貸マンションは建物全体を所有しているのがオーナーであり、各部屋に所有権が成立しないためです。
区分所有建物である不動産を売却する際の注意点
区分所有建物をリフォームしてから売却し、高く売ろうとする人も少なくありません。
ここで注意したいのが、リフォームが可能な部分とそうでない部分があるため、リフォームにかけた費用を取り戻せるだけの金額で建物が売れるかどうかです。
区分所有建物でリフォームができるのは専有部分だけであり、玄関ドアや窓、バルコニーなどの共用部分はリフォームできません。
そのため、購入希望者が共用部分の劣化状況を気にして候補から外してしまう可能性もあるのです。
せっかく高額な費用をかけてリフォームしても希望価格で購入してくれる人が現れず、「リフォーム費用を回収できなかった」などもあり得ます。
また、区分所有建物を売る前に、大まかな相場価格を把握しておくことも大切です。
相場より安く売ってしまい、損をすることのないようにしなければなりません。
複数の不動産仲介会社に価格査定を依頼し、その内容を比較してみるとよいでしょう。
まとめ
分譲マンションのような区分所有建物を売却する際は、その特徴や高く売るための注意点を知っておくと安心です。
希望どおりの売却ができるように、信頼できる不動産仲介会社に相談してサポートしてもらうとよいでしょう。
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