土地はどこまでも平らではなく、細かな高低差がしばしば生じるため、敷地との境界線に段差や崖ができるのも珍しくありません。
そこをコンクリートや石などで固めた擁壁と呼ばれる造りは、売却時に影響を及ぼします。
ここでは家の売却を検討している方に向け、擁壁の影響や、それをふまえて上手に売る方法を紹介します。
擁壁の有無は不動産の売却に影響しがち!詳細をしっかり確認しよう
そもそも擁壁とは、本来なら崩れる恐れのある地点を固め、敷地として活用可能にする目的で設置されるものです。
つまりはその品質が敷地の安全性に直結しているため、売却にも影響します。
もちろん懸念材料と決まっているわけではなく、十分な安全性が見込まれるなら悪影響はありません。
ただ、建築基準が現在と異なる時期に作られたものなど、十分な安全性を見込めない擁壁も多いのが実情です。
また、設計と工事が当時どれだけ慎重におこなわれても、経年劣化により安全性はどうしても損なわれます。
何らかの理由で問題があり、その擁壁を作り直さねば家などを建てられないなら、それだけ売値も下がります。
このように擁壁があると売却にあたって何らかの影響を受けることが少なくありません。
擁壁のある不動産をうまく売却する方法とは
擁壁の状態を事前にしっかりと確かめ、調査結果の告知と価格の修正をおこなうと、問題なく売れることも多いです。
特にその擁壁に十分な安全性が見込まれるなら懸念もなくなり、通常の不動産と同じように売れることも多いのです。
問題がある場合でもそれが事前に告知され、相応の値引きもされているなら、買い手にとって不当に高い買い物ではありません。
擁壁を作り直す手間や費用をふまえても、その立地を気に入って購入されることもありえます。
擁壁も含めたその不動産の状態を不足なく告知できるよう、専門家による調査などを利用し、売却前に状態を確かめておきましょう。
なお、売却後に問題が発覚した場合でも売主の責任は問われるため、事前の調査が不十分では取引終了後にトラブルを抱えるリスクもあります。
その関係でも売却前に不動産の状態はしっかりと確かめておくのがおすすめです。
なお、調査により大きな問題が発覚し、一般の買い手がなかなかつかない場合、不動産会社による買い取りを利用する方法もあります。
売却が難しい物件でも専門会社なら一定の値段で買い取れることも多いため、必要に応じて活用してください。
まとめ
売却したい家の周りに擁壁がある場合、紹介したように何らかの影響を受ける可能性があります。
良し悪しを問わず状態を明確に告知でき、相応の値段を設定できると売れる可能性も十分にあるため、まずは事前の調査をしっかりおこなうとよいでしょう。
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