不動産の売却が決まり売買契約も完了…と、売り手としてはそこで一息つきたいところですが、最後に「決済と引渡し」という最大のイベントが待っています。
大きなお金が動く決済日は、まぎれもなく不動産売却の一連の流れのなかでもっともミスが許されない日。
そこで今回は、決済日当日の流れや必要書類、そしてトラブルを回避するための注意点についてもご紹介していきます。
不動産売却が決まったらすぐ必要書類の準備を!決済当日の流れとは
売買契約が完了すると、一般的にその1から2か月後に決済、引渡しがおこなわれます。
時間に余裕があるようにも感じられますが、当日に必要な書類の準備は売買契約完了後にすぐ取りかかるようにしましょう。
まず、住宅ローンを組んでいた場合は「抵当権抹消書類」を準備します。
これは準備に3週間程度かかることもあるので、早めにローンを組んだ金融機関に連絡するようにしてください。
続いて、不動産の名義を変更するための「所有権移転登記」を用意します。
これは司法書士に任せる方がほとんどですが、不動産会社を通して司法書士に依頼するパターンもあります。
また、当日は身分証明書も必要になるので忘れずに持参してください。
決済日当日の流れとしては、まず司法書士が登記手続きをおこないます。
次に、買い主によって決済金(家の残代金や固定資産税分担金など)の支払いがあり、売り主も仲介手数料や登記費用などの費用を支払います。
また、住宅ローンの残債がある場合はその金額を金融会社に一括返済し、抵当権の登録抹消手続きへとうつります。
ここまでが無事に済めば、あとは鍵と必要書類を買い主に渡せば「引渡し」も完了です。
不動産売却をスムーズに終わらせるために!決済当日の注意点
では、決済日にトラブルを起こさないための注意点についてもご紹介していきます。
意外と多いのが、「実印を忘れた(紛失した)」というケースです。
登記関係の手続きには必ず実印と印鑑証明書が必要になります。
忘れた場合は取りに帰る、紛失した場合は新しい実印を登録することになりますので、前日までに必ず確認しておきましょう。
また、「必要書類の準備が決済日に間に合わない」というトラブルもあります。
買い手側も決済日に向けて住宅ローンや引越し手続きを進めているため、連絡が遅れると大きなトラブルに発展することもあります。
通常、決済日の日取りは契約の際に売買契約書に記載されるため、スケジュール通りにいくのが難しいと判明した時点で不動産会社に連絡を入れておきましょう。
まとめ
大きなお金や重要な書類がやり取りされる決済日当日は、「不動産売却」において最後にして最大の山場です。
買い手が決まり売買契約が済んだからといって気を抜かず、引渡しを済ませる瞬間までしっかりとやり遂げてくださいね。
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