不動産の売却活動で心配な点は、なかなか売れずに長引く可能性があることではないでしょうか。
買主が見つからなければ住み替え先の見通しが立たなくなるため、売却を急ぐ人には負担に感じるかもしれません。
今回は、そんな不安を解消する買取保証について、制度の概要とメリット・デメリットを紹介します。
不動産の買取保証とは?制度の概要とおすすめする人を紹介
買取保証とは、一定期間内に仲介で売却できなかったときに不動産会社に買い取ってもらえる制度です。
不動産の買取の前に仲介期間があるため、相場価格に近い値段で売却できる可能性があります。
もし売れなくても合意済みの金額で売却が可能なので、万が一のときに備える保険のようなイメージといえるでしょう。
買取保証は期日までに確実に売却を済ませたい人におすすめです。
たとえば転勤で引越しが確定している人や離婚した人、子どもの就学に合わせて住み替えを検討しているケースなどが挙げられます。
売却を急ぐ人は売れるかどうかわからない状況を防ぐために、買取保証をつけてリミットを決めておくと安心です。
不動産の買取保証のメリットとは?デメリットも知ろう
買取保証のメリットは4つあります。
1つ目は仲介による売却活動の期間と買取の時期が確定しているため、新居の準備や引越しのスケジュールが明確になることです。
同時に買取額も確定するので、資金計画を立てられるのもメリットといえます。
2つ目は内覧対策を徹底する必要がなくなることです。
不動産の売却活動では、内覧対応や掃除などで金銭的にも負担になる場合があるほか、内覧に来たからといって必ずしも売れるとは限りません。
買取保証なら仮に売れなくても買い取ってもらえるという確約が取れているので、内覧対策を徹底せずに済むでしょう。
3つ目は仲介手数料が無料になることです。
仲介で売却した場合は、売却金額の3%+6万円が仲介手数料としてかかります。
たとえば5,000万の売却額だった場合、156万円の仲介手数料がかかりますが、買取の場合は無料になります。
4つ目は契約不適合責任を負わずに済むことです。
売却後一定期間内に不動産に重大な欠陥が見つかった場合、売主が補修費用を支払うことになっていますが、買取の場合はその責任を負う必要がなくなります。
買取保証のデメリットは、仲介と比べて売却価格が相場より低くなること、1社でしか契約ができないことです。
仲介では不動産会社が提示した査定額に近い価格で売れることが多いですが、買取は市場価格の7割~8割の価格での売却となる傾向があります。
価格が安くなる理由は、買い取った不動産を再販するためのリフォーム代や各種費用のコスト分が差し引かれているからです。
買取保証では不動産会社と専属専任媒介契約を結ぶため、途中で業者を変えることや複数の業者に依頼ができないことにも注意しましょう。
まとめ
買取保証はいつ・いくらで売却できるかの想定がしやすくなるため、売却に関する不安要素を解決してくれる制度といえます。
エリアや築年数などの条件によっては買取保証をつけられないこともあるので、不動産会社と相談しながら検討してみるといいでしょう。
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