不動産を売却するというのは聞いたことがあっても、共有名義の不動産を売却する方法となると、首をかしげてしまう方もいるかと思います。
同じ不動産であっても、通常の不動産売却とはまた違ってくる共有名義不動産の売却方法。
共有名義となっている不動産を売却したい時、どうやって売却すればいいのでしょう?
共有名義不動産を売却するために必要なものや、売却する方法などをご紹介していきます。
共有名義で不動産を売却するために必要なものとは?
一つの不動産に対して、複数の相続人がいる状態のことを共同相続といいます。
共有名義となっている場合は、共有者それぞれに「持ち分」というのがあり、持ち分はそれぞれの共有者が持っている土地の権利のことを示しています。
友人と共同出資しているマンションを売却したい時や、両親が遺した不動産を売却したいといった理由で、共有名義不動産を売却したいというケースは多くあります。
ですが、通常の不動産売却自体をしたことがないという方も少なくないので、共有名義不動産を売却するための手続きで悩んでしまうことも。
<共有名義で不動産を売却するために必要なもの>
・登記済権利証
・登記識別情報
・共有名義者の方全員分の身分証明書と実印
・印鑑証明書と住民票
登記済権利証は、登記名義人に交付されるものになっており、誰が土地の所有者なのかを証明してくれる書類です。
登記識別情報は12桁の英数字による番号で、登記済権利証と同じ役割を果たしてくれます。
また、売却する不動産の土地測量図や境界確認書が必要となっていて、境界線を明確にできていないと、後々で土地のことでトラブルを起こさないためにも欠かせないので、きちんと作成する必要があります。
共有名義不動産を売却する方法とは?
共有名義不動産を売却する方法としては、3つのパターンがあります。
①共有者全員から承諾をもらってから不動産をすべて売却するという方法
一人でも反対する方がいる場合は売却ができなくなってしまいます。
②同じ共有者に、自分の持ち分である不動産を購入してもらう方法
相手と直接交渉して不動産の売買が行えるので、売却する側はすぐに収入を得られて、買い手側の共有者は自分の持ち分を増やすことができます。
③分けられている自分の持ち分を売却する方法
「ここからここまでが誰の持ち分」というふうに、不動産の境界を明確にしてから、分けられている自分の持ち分を売却する方法です。
まとめ
共有名義となっている不動産を売却するためには、後でトラブルにならないために必要な書類があります。
売却の手続きをしたい時にはそれらを集めてから売却の手続きをするようにしましょう。
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