六甲山のある兵庫県神戸市にお住まいの方はもちろん、中国・近畿地方のお住まいの方にも、馴染みの深い山のひとつではないでしょうか?
そんな六甲山ですが、実は、緑豊かな現状からは想像もつかない「はげ山」としての歴史を持っているってご存知でしたか?
今回は、意外に感じられるかもしれない六甲山の歴史や文化などをご紹介していきます。
さまざまな時代と文化を見守ってきた六甲山の歴史とは?
1980年代から、大手メーカーにより、六甲山のある神戸市を泉源とするミネラルウォーターが販売されるなど、兵庫県近隣だけではなく、全国にもその名を轟かせてきた六甲山。
今でこそ、自然のあふれる山として人々に愛されている六甲山ですが、長い歴史の中で、一度はげ山になってしまったこともあるってご存知でしたか?
六甲山の歴史は古く、日本書紀にはもうその記述があるほど。
そして、平安時代には、周辺の寺院や京の建築における木材・石材供給源の山としての役割を担っていたといわれています。
また、同じ平安時代の平氏と源氏の戦や鎌倉・安土桃山時代の数々の戦と復興を経て、江戸時代の頃には、荒廃が進んだ山となってしまいます。
さらに、明治時代に入ると神戸に居住していた欧米人を中心に、大規模なゴルフ場などの開発が進み、六甲山はついにはげ山と称される無残な姿となってしまいます。
しかし、土砂災害などの防止や都市部に近い好条件などを理由に、約120年前から本格的に植林と手入れが開始され、緑豊かな六甲山として馴染みの深い、現在の姿を取り戻すこととなりました。
再開発案も充実!これからも見逃せない六甲山の魅力とは?
昭和時代のロープウェイ・ケーブル線の開業やリゾートホテルの営業開始などを皮切りに観光目的の開発が進み、令和時代を迎えた現在の六甲山は、文化・保養施設の充実の面からも、西日本の避暑地として多くの人々から愛されるようになっています。
また、六甲山と同じく神戸市内にある日本の三名泉・有馬温泉へのアクセスの良さも、単なる避暑地だけではない六甲山の文化に彩りを添えているといえるのではないでしょうか。
現在は、神戸市の行政も、六甲山が誇る自然環境の現状維持とこれからのさらなる発展へ向け、六甲山・摩耶エリアの活性化に積極的に取り組んでいます。
羨望デッキの新設、再度公園の整備、アクセス改善など、六甲山エリアだけではなく摩耶山・再度山エリアまでに広がるさまざまなアクションプランの提案をもとに、六甲山グランドデザインのビジョンが掲げられています。
これからもますます六甲山エリアから目が離せなくなりそうですね。
まとめ
兵庫県神戸市の市街地から広がる六甲山。
中国地方ではお馴染みの日本三百名山のうちのひとつですが、全国的にも、「六甲のおいしい水」の名前で広く知られていますよね。
神戸市内から眺めることのできる山並みはもちろん、充実したハイキングコースもとても魅力的ですが、これからも進化を続ける六甲山にも注目していきたいですね。
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