知る人ぞ知る名酒が多い灘五郷酒造をご紹介します。
古くは室町時代の頃から醸造の地として栄えていたと言われる実力派の酒造が立ち並びます。
コアな日本酒ファンをも唸らせる酒づくりが自慢の灘五郷ですが、今回はその由緒ある歴史に迫っていきたいと思います。
室町時代&江戸時代にルーツを持つ灘五郷
「日本一の酒どころ」と評されることも多い、兵庫県西宮エリアに広がる灘五郷。
灘五郷には、今から約700年前の室町時代・江戸時代から繁栄してきた、歴史ある酒造が数多く残っています。
芸能や娯楽など、現代の私たちに馴染みの深い数々の文化のルーツがあるともされる室町時代をはじまりとし江戸時代を迎え、江戸向けの酒造地としてさらなる発展を遂げました。
良質な原料米がつくることができる恵まれた自然環境や名水・六甲山の利用、樽廻船問屋を有した兵庫ならではの海路輸送時の木樽熟成の発見などが、ほかの酒造地とは一線を画す銘醸地となった理由です。
現在も、麹づくり・酒母づくり・もろみ仕込みなど、おいしい日本酒には欠かせないさまざまな工程が、室町・江戸時代から代々受け継がれてきた技と知恵とともに、丁寧におこなわれています。
また、灘五郷酒造が日本を代表する酒どころとされているのは、その長い歴史の中で培われてきた「美味い酒」だけではなく、西郷・御影郷・魚崎郷・西宮郷・今津郷と、5つのエリアに広がる多くの酒蔵を擁するからでもあります。
清酒製造を生業とする26社とみりんを主に手がける1社と、なんと合計で27社もの酒造から成り立っている灘五郷酒造。
まさに、由緒ある酒どころならではのラインナップですよね。
歴史ある灘五郷にはお家で楽しめるオンラインコンテンツも充実!
灘五郷がある神戸・西宮は、冬の日本酒イベントが開催されることでも人気のエリア。毎年1~4月には、「蔵開き」として各酒蔵がオープン。
週末は、日本酒を思う存分楽しむ人々で賑わいます。
また、灘をさらに盛り上げようと、さまざまな試みに取り組んでいる「灘五郷酒造組合」や「灘酒研究会」の存在も見逃せません。
気になる酒質がひとめでわかるチャートつきの「灘の生一本」や日本酒についてのあれこれ知ることができるオンラインコンテンツも充実。
きっと、日本酒のオンラインショッピングにも役立つはずです。この機会にぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
さらに近頃は、旅行先で出会った日本酒の味の虜になり、日本酒のソムリエ・唎酒師としてのキャリアを目指す方や、日本酒好きが高じて、日本酒の歴史や雑学までの幅広い知識が求められる日本酒検定を受験する方なども増えているとか。
「ステイホーム」で、新型コロナウイルス感染拡大防止がキーワードとなっている今。家にいる時間を利用して、日本酒について知ってみるのも素敵なのではないでしょうか?
まとめ
最近は、山口県の有名酒造などにはじまり、西日本を発祥の地とする酒造への注目が集まっていますよね。兵庫県を代表する酒どころとして知られる灘五郷。
室町時代、江戸時代という長い歴史を経て成長してきた灘五郷の日本酒には、兵庫県産山田錦・恋錦・フクノハナなどの特別なお米に由来するおいしさがぎゅっと詰まっています。
ぜひ、一度味わってみてくださいね。
株式会社イーアールホームズでは、新築一戸建て情報を取り扱っております。
マイホーム購入をご検討でしたら、まずは弊社にお問い合わせください。