一般的に、旗竿地は売却が難しくなるといわれています。
変形地で使いにくい面があると、ほしい人が少なくなるからです。
ただし、必ずしも旗竿地だからといって売りにくいとは限りません。
売れやすい土地の特徴や、売るためのコツをご紹介しますので、参考にしてください。
旗竿地の評価方法について
これから旗竿地の売却を考えているなら、どのくらいの価格になるか調べておきましょう。
不動産会社へ査定を依頼する前に、自分でも価格の目安を把握しておくと安心です。
売却価格の目安となるのが、土地の評価額です。
土地の評価方法には種類があるため、それぞれ使い分けてみてください。
評価方法は、整形地だった場合と、隣接地評価額を計算して差し引く方法です。
整形地として計算するなら「路線価×土地面積×奥行価格補正率」、隣接地評価額から求めるなら「旗竿地の評価額=整地の場合の評価額-隣接地の評価額」の計算式に当てはめてください。
また、評価方法に用いるのは、路線価を使った算出です。
路線価は税金の算出に使われるもので、市場価格の8割程度になります。
売れやすい旗竿地について
同じ旗竿地であっても、売れやすい土地があります。
売れやすいのは、道路に面した竿の路地部分の間口が広く、さらに竿部分に重機が入れるスペースがある場合です。
間口が広く通路に余裕があると、住宅建築の際に重機を入れて作業できます。
引っ越しの際にもトラックが住宅近くに寄せられるため便利でしょう。
ほかにも売れやすいポイントとして、日当たりや通風のよさがあります。
また、旗竿地に奥行きがあればプライバシーに配慮しやすくなります。
ただし、人目に付きにくいため、防犯対策がしやすいのも売れやすいポイントです。
売りにくい旗竿地の特徴と売却するコツ
一方で売りにくいのは、竿の間口が狭く、竿が私道になる場合です。
私道とは、隣家と共有して使っている通路のことです。
通路が共有名義となれば、単独で土地を売却することはできません。
また、共有の通路があると、土地評価額が下がりやすいデメリットもあります。
ほかに売りにくい土地の特徴としては、建築制限を受けている場合と再建築不可の物件の場合です。
たとえば、建物の高さ制限を受けてしまう、また現在建っている家を壊すと再建築ができない場合があります。
再建築できなければ土地の評価額が低くなり、売却が難しくなるため注意しましょう。
ただし、売りにくい土地であっても、隣人への買取依頼をする、不動産会社による買取を利用することで、売れる場合があります。
また、接道義務を守れていない土地でも、周辺に空き地があればセットバックをしなくても問題ない場合があるため、売れないと諦める必要はないかもしれません。
まとめ
旗竿地の売却を考えているなら、まずは土地の状況を把握しましょう。
まずは、本当に売りにくい土地なのか調べることが重要です。
最初から売れないと判断するのではなく、売れるポイントをアピールすることで売れる場合もあるため確認がおすすめです。
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