不動産の売却のしやすさと立地のよさは深く関係していることはご存じでしょう。
立地のあまりよくない場所の不動産ほど売れにくい傾向にあるわけですが、中でも「限界集落」にある不動産は売却が難しいといわれています。
今回は、まずは限界集落とはなにか、その概要を説明したうえで、限界集落にある不動産売却の方法もお伝えします。
不動産売却が難しいといわれる限界集落とはどんなところ?
限界集落とは、過疎化などで人口の半分以上が65歳以上の高齢者となっている集落のことです。
公共機関や病院がなかったり、物流なども滞っていなかったりするなどの特徴があります。
冠婚葬祭なども含めた社会的共同生活および集落の維持が限界を迎えつつある状態で、「将来、人口が増える見込みが薄く、周辺環境の利便性が上がることは予想されづらい地域」ともいえます。
そのため、限界集落の物件は売れにくくなってしまうのです。
限界集落にある不動産を売却するための方法とは?
限界集落は、都会に比べると立地がよくないという大きなデメリットがあるため、限界集落にある不動産はどうしても売却が困難になりがちです。
そんな限界集落にある不動産をどうやって売却すればよいのかというと、築浅の物件でないかぎりは、建物を処分して土地として売却する方法を選ぶのがおすすめです。
「土地だけにしたところで買い手がつくわけがない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「田舎の格安の土地を買って自分好みの別荘を建てたい」という人のニーズや、太陽光発電設備の設置をするための土地を探している企業も存在します。
こうした人や企業にとっては、「建物が建っている状態だと、解体費用を負担しなければいけないのでなかなか手を出せないけれど、更地なら安心して買える」という側面があるわけです。
地元の情報に詳しい不動産業者に相談して、土地のみ売却のニーズなどについてアドバイスをしてもらうことも有効でしょう。
もちろん、建物が建っているほうが売れやすい集落もあるかもしれません。
しかしながら、基本的には「古い家を残したままの状態よりは、土地だけで売却したほうが売れやすい傾向がある」と理解しておくとよいでしょう。
また、売りたい土地のある地域などの条件によっては、不動産業者が直接買取してくれるケースもあります。
まとめ
今回は、不動産売却の観点における限界集落の特徴とはなにかを説明したうえで、限界集落にある不動産を売却するための方法もご紹介しました。
限界集落という立地は、不動産売却に不利な要素があることは否めませんが「売却は絶対無理」というわけではなく、その立地や土地を求めている人もいます。
まずはどんなニーズがありそうか探ってみてはいかがでしょうか。
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