古くから大阪や京都と並ぶ関西の主要都市である神戸には、数々の歴史や文化を伝える博物館があります。
普段は目にすることのないさまざまなものに触れて、発見と学びを得られる博物館は、お近くにお住まいの方にもぜひ訪れていただきたいスポットです。
今回は神戸市中央区にあるおすすめの博物館を2か所ご紹介しますのでぜひチェックしてみてください。
神戸市中央区のおすすめ博物館①竹中大工道具館
『竹中大工道具館』では、日本ならではの神社や寺など「美しい木造建築」を造り出した「大工」に焦点をあてて展示しています。
展示は7つのコーナーに分かれ、精巧な木造建築を生み出した大工道具を通し、現代を生きる私たちに世界の広がりと豊かさを伝えてくれます。
「歴史の旅へ」「道具と手仕事」「世界を巡る」では、"近代までの大工道具の歴史や種類"などが紹介され、「名工の輝き」「和の伝統美」では"道具や手仕事の美しさ"を感じることができるでしょう。
また「棟梁に学ぶ」では、後世まで残したい"ものづくりの心"を、棟梁の仕事を通して伝えています。
そして「木を生かす」では、日本人ならではの"木を充分にいかす知恵"の数々を見ることができます。
さらに、映像や音声ガイドシステム、館内にただよう木の香り、実際に触れることのできるハンズオン展示など「五感に響く」演出で、道具との出会いを体感できるのも魅力。
講演会やセミナー、大工による実演や工作などの体験型イベントも充実しているので、親子で「こどもDIY教室」や「ひのきの箸づくり」を体験してみるのもおすすめですよ。
竹中大工道具館 基本情報
●所在地 〒651-0056神戸市中央区熊内町7-5-1
●営業時間 9：30～16：30（入館は16：00まで）
●定休日 月曜日（祝日の場合は翌日）・年末年始（12月29日～1月3日）
●アクセス JR・阪急・阪神「三宮駅」から徒歩18分／市営地下鉄「新神戸駅」から徒歩3分
●入館料 一般700円 中学生以下無料（その他割引あり）
●駐車場 あり6台（無料）
神戸市中央区のおすすめ博物館②神戸華僑歴史博物館
『神戸華僑歴史博物館』は1979年に開館し、神戸の華僑が自ら運営する世界的にも珍しい博物館。
1868年に神戸港が開港して以降、神戸にやって来た華僑の人たちの歴史が紹介され、「ひょうご文化100選」にも定められています。
華僑は、上海や香港で培った経験をもとに、理髪店、飲食店、洋服仕立て業、洋家具製造などのほか、船会社の代理店、為替仲買業など貿易実務を積極的に取り入れ、国際貿易都市・神戸の発展に大きな役割を果たしました。
この博物館は、神戸華僑の生活と活動について、美術品から生活用具まで貴重な文物、文献、資料を展示し、中国人と日本人との交流の足跡をたどり、一般にあまり知られていない華僑の世界を垣間見ることができます。
メリケンパークや南京町などの観光スポットからも近いので、教科書には出ていない華僑の歴史にぜひ触れてみてくださいね。
神戸華僑歴史博物館 基本情報
●所在地 〒650-0024神戸市中央区海岸通3丁目1-1
●営業時間 10:00～17:00
●定休日 日曜日・月曜日・火曜日・祝日・年末年始
●アクセス みなと元町駅から徒歩5分／元町(阪神)駅から徒歩8分／元町(JR)駅から徒歩8分
●入館料 一般300円 学生200円
●駐車場 なし
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まとめ
神戸市中央区にあるおすすめの博物館についてご紹介しました。
観光スポットとしての神戸だけでなく、歴史的側面から見た神戸の魅力をぜひ感じてみてくださいね。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場制限や開館時間の変更などをおこなう場合がありますので、事前にご確認ください。
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