不動産の査定を不動産会社に依頼する際、多くの場合では氏名や電話番号を伝えなければなりません。
不動産の売却を検討しているため複数の会社に査定を依頼したいものの、毎回個人情報を教えることに躊躇してしまう、という方も多いでしょう。
そこで今回は、個人情報を伝えなくても不動産の売却査定ができるサービス、「匿名査定」についてご紹介します。
不動産の売却査定を気軽に?「匿名査定」の特徴とは
匿名査定とは、文字通り匿名で不動産の査定が受けられるWEB上のサービスのことを指します。
通常の査定では物件情報に加え、ほとんどの場合で氏名や電話番号を求められます。
それに対し匿名査定では、WEB上に詳細な物件情報とメールアドレスを入力するだけで、不動産会社が算出した査定額を受け取ることが可能です。
査定額を確認して、より詳細な情報を知りたい場合にのみ、こちら側から不動産会社に連絡できる仕組みになっているので、気楽に査定を受けられます。
メールアドレスのみで査定できるのが、大きな特徴といえるでしょう。
不動産売却の手続きを簡略化!匿名査定のメリットとは?
匿名査定の大きなメリットは、その手軽さにあります。
スマートフォンやパソコンがあればどこでも査定を依頼でき、売却を迷っている場合でも相場をみる目的で利用可能です。
不動産会社に通常の査定を依頼する場合は、実際に物件を見に行ったり、直接顔を合わせたりする必要がある上、売却を強くすすめられるケースも珍しくありません。
匿名査定の場合、長くて数日、早くてその場で査定額が算出され、結果によって売却の再検討も可能なので、自由度の高さもメリットです。
ただし、一方で匿名査定の場合、査定額の正確性が低いため注意が必要です。
匿名査定では実際の物件の状態を加味していないため、重要な判定材料となる項目が考慮されていない場合があります。
たとえば不動産会社の訪問査定では、室内の傷み具合、眺望や周辺環境の様子なども査定材料に含まれます。
こうした材料はWEB上の情報入力では判断が難しく、査定額においても4000万~4900万、といったように幅を持たせた結果が出ることに。
あくまで売却するかどうかの判断材料の一つと考える、数多くの不動産会社から簡単な見積もりを得たいときに活用する、といったように割り切って利用するとよいでしょう。
まとめ
今回は、個人情報を伝えなくても不動産の売却査定ができるサービス、「匿名査定」についてご紹介しました。
匿名査定では手軽に査定がおこなえる一方、査定額の精度は低い傾向にあります。
不動産売却のヒントとして、上手に活用することをおすすめします。
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