建物が古すぎる、すでにマイホームを持っている時、親族から相続した不動産を使用しないまま売却をするケースが増えています。
この土地は、古家付き土地として売却できますが、いくつかの注意点があるため、理解したうえで売却を検討しましょう。
この記事では、古家付き土地を売却する時の注意点と、更地にして売却する場合のメリット・デメリットを比較してご紹介します。
古家付き土地を売却する際の注意点とは?
古家付き土地を売却する際の注意点は、主に以下の2つです。
1.ローンを完済しなければ売却できない
2.売却する不動産業者選びは慎重にする
ローンで購入している土地には「抵当権」があるため、残りのローンをすべて返済したあとでなければ売却はできません。
もうひとつは、不動産業者の営業力や価格設定などで、土地が売却される早さが大きく異なることもあるでしょう。
「この業者に売却するんじゃなかった…」と後悔しないために、迅速で丁寧に対応してくれる、信頼のおける業者選びが重要です。
できるだけ早く土地を手放したいのであれば、古家を解体後、更地にして土地のみを売却するといった方法もあります。
更地で売却、古家付き土地で売却する際のメリット・デメリットとは?
ここでは、古家付き土地と更地のメリット・デメリットを比較します。
いずれの場合も、費用と税金がポイントとなるでしょう。
<更地で売却する時のメリット・デメリット>
更地で売却するメリットは、買主が解体する必要はなく、すぐ建物を建てられる状態にあるため、買い手が見つかりやすいことです。
デメリットは、解体費が必要であること、古家付きの状態と比較して固定資産税が高くなってしまう2点です。
更地にしてしまうと、固定資産税が約3倍になることもあり、長期間売却できなければ税金の負担が大きくなります。
<古家付きで売却する時のメリット・デメリット>
50坪程度で150万円~200万円程度かかる解体費がかからないことは、大きなメリットです。
さらに、古家は財産としての価値が低く、売却までに時間を要しても、固定資産税の軽減措置が受けられるため負担になりにくいのです。
デメリットは、土地購入を目的とする買い主からすると、更地よりも優先順位が低くなってしまい、売却までに時間を要するといったことがあります。
また、古家をそのまま利用する場合、瑕疵担保責任が課されるため、古家に傷や欠陥があった時、売主が責任を負わなければならない可能性が出てくることもデメリットです。
まとめ
古家付きの土地としても売却できますが、売れにくさがある可能性については把握しておきたいポイントです。
固定資産税が抑えられるメリットと、大きな金額になる解体費のデメリットを比較して、更地にするかも検討してみましょう。
どの方法で売却するか迷った時は、不動産業者に相談して最善の方法を見つけてくださいね。
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