南京町は神戸市を代表する、有名な観光スポットです。
南京町には美味しいお店が多く、観光客だけではなく地元神戸の人もたくさん訪れており、いつもたくさんの人でにぎわっています。
なぜ神戸市に、日本の三大中華街のひとつである神戸中華街、南京町が誕生したのか、その歴史をご存知でしょうか?
この記事では神戸市の中華街、南京町の歴史や特徴について紹介します。
南京町の歴史 神戸市に中華街が誕生した背景
南京町は、神戸駅の北側にあり元町駅の南にある、日本の三大中華街のひとつです。
神戸市の中華街である南京町は、横浜中華街と比べるとコンパクトですが、中華街らしい雰囲気を楽しめる人気の観光地です。
この神戸市の中華街、南京町はさまざまな歴史を乗り越えてできたことをご存知でしょうか?
まずは南京町の歴史を振り返っていくことにしましょう。
南京町は、古い歴史があり、誕生したのは明治元年の神戸港開港といわれています。
当時の清国(中国)は、日本と友好条約を結んでなかったため、外国人居留地に住むことができませんでした。
そのため、その西側に位置する、現在の南京町周辺に住むようになり、雑貨商や豚肉商、飲食店などを始めたのが、南京町の歴史のはじまりです。
中国人が多く住む町ということで、「南京町(なんきんまち・なんきんちょう)」と呼ばれるようになりました。
昭和初期ごろになると、南京町は「関西の台所」として、大変にぎわいます。
しかし、昭和20年の神戸大空襲により、神戸市元町一帯は全焼してしまいます。
戦後の南京町は、バラックが立ち並ぶ闇市に変わり、外国人バーがひしめく危険な裏通りになってしまいます。
その後昭和50年代に入ると、南京町一帯が神戸市の区画整理事業の対象になったことを転機に、南京町を復活させるため、「南京町商店街振興組合」を設立します。
南京町にかつての中華街の繁栄を取り戻すため、町づくりを行い、名前も「南京町(なんきんまち)」に統一されました。
このように神戸市の中華街南京町の誕生背景には、中国人(華僑)と日本人が協力しあって作り上げたという歴史があるのですね。
古い歴史のある神戸市・南京町の特徴とは?
それではここからは、古い歴史のある神戸市の中華街、南京町の特徴や魅力に迫ります!
南京町には、リーズナブルな価格で手軽に食べられる中華料理が多いのが特徴です。
南京町は屋台が多く、テイクアウト形式のお店が多く、少しずつたくさんの料理を楽しむことができるようになっています。
ラーメンなどの麺類をはじめ、焼売や小籠包、豚まんなどが販売されています。
南京町の中心部には、「南京町広場」があり、夜は提灯がライトアップされてとても素敵な雰囲気です。
「南京町広場」の周辺に座って、テイクアウトしたお料理を食べるのが一般的となっています。
南京町には、長安門、南楼門、西安門があり、中華街の雰囲気を盛り上げています。
神戸にあるということで、神戸牛を使用した中華料理を提供しているお店も多く、人気です。
まとめ
神戸市にある日本三大中華街のひとつ、南京町の歴史を紹介しました。
南京町では本格的な中華料理をお手頃価格で気軽に楽しむことができ、おすすめです。
神戸市を訪れたら、ぜひ歴史のある中華街、南京町にも足を運んでみてくださいね!
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