不動産を売却するにあたって、まずはどれくらいの値段で売れそうなのか、相場を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
売却価格の相場は、査定を受けるほかに、公的機関が発表している評価額から知ることも可能です。
そこで今回は、評価額のひとつである固定資産税評価額の調べ方と、売却価格の算出方法を解説します。
不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
不動産売却にあたって固定資産税評価額を知りたい場合の調べ方
固定資産税評価額の調べ方は、主に3つの方法があります。
まず、固定資産税課税証明書を確認する方法です。
固定資産税は市町村へ納める地方税であり、毎年4月から6月ごろに納付通知書が送付されます。
その通知書には、不動産の所在地と地積、課税地目、固定資産税評価額が記載されているので、ここを見れば固定資産税評価額がわかります。
固定資産評価証明書を取得するのも手段の一つです。
納税通知書を紛失してしまった場合には、自治体の役所へ申請して、固定資産評価証明書を発行してもらいましょう。
なお、取得時には身分証明書の提示が必要なので忘れずに用意してください。
また、所有者でない方が取得する際は、委任状が必要です。
固定資産課税台帳を閲覧する方法もあります。
証明書を取るほどではないのであれば、固定資産課税台帳を閲覧するのが良いでしょう。
毎年4月ごろになると、不動産の価格と固定資産税評価額がかけ離れていないかを確認できるよう、「縦覧制度」が実施されます。
この制度を利用すれば、同じ市内にある物件との価格を比較でき、価格が適正かどうかを確認できます。
ただし、制度が実施されている期間は4月20日またはその年度最初の納期までと、タイミングが限られる点には注意が必要です。
不動産売却にあたって固定資産税評価額から売却価格を知る方法
宅地の場合、固定資産税評価額は公示価格の約7割が目安とされています。
公示価格は実勢価格の代わりに用いられるケースも多いため、公示価格から売却相場を把握できるのです。
固定資産税評価額が公示価格の7割ほどであるので、固定資産税評価額を0.7で割れば公示価格を算出可能です。
たとえば、宅地の固定資産税評価額が2,000万円であれば、それを0.7で割った、およそ2,860万円ほどが売却価格の相場と考えられます。
しかし、建物は築年数や使用状況によっても価格が大きく変動するため、算出した価格がそのまま適応されるとは限りません。
立地が悪かったり築年数が経っていたりすると相場より安くなるでしょう。
まとめ
固定資産税評価額は、納税通知書を確認したり、固定資産評価証明書を取得することで把握できます。
また、固定資産税評価額を参考にして、おおよその相場を求めることも可能です。
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