自宅の住み替えなどで不動産を売却する時、資金が必要な場合に「つなぎ融資」を受けることがあります。
つなぎ融資とは一時的な資金不足を解消するために、一定期間受けることのできる融資のことです。
今回はこの「つなぎ融資」に注目し、メリットとデメリットについてご説明したいと思います。
不動産売却時に受けるつなぎ融資のメリットとは?
不動産を売却するときにつなぎ融資を受ける場合の多くは、住み替え先となるマンションや戸建てなどの不動産を先に購入したのちに自宅を売却する、いわゆる「買い先行」による住み替えをおこなうケースです。
このような場合につなぎ融資を受けるメリットとしては具体的に次のようなものが挙げられます。
住み替え先の買い逃しを避けられる
条件の合う物件や気に入った物件はなかなかすぐには見つかりません。
そのような物件があった時に、つなぎ融資を使えば買い逃さずに済むのは大きなメリットです。
自宅が空き家となることで売却しやすくなる
つなぎ融資によって買い先行で住み替え先を購入した場合、先に引っ越しが可能なので自宅が空き家状態となり売却しやすくなるというメリットもあります。
売却期間を確保することができる
つなぎ融資を受けることである程度資金的な余裕ができるため、売り急ぐことなく売却期間を確保することができるのもメリットのひとつです。
仮住まいの費用がかからない
先に住み替え先に引っ越した状態なので、売却してから新居探しをする、いわゆる「売り先行」と比較して仮住まいにかかる費用が節約できるのもメリットと言えます。
不動産売却時に受けるつなぎ融資のデメリットとは?
魅力的なメリットのあるつなぎ融資ですが、注意すべきデメリットもいくつかあります。
つなぎ融資は金利が高く事務手数料もかかる
住宅ローンと比較してつなぎ融資は金利が通常2~3%以上高く、事務手数料も10万円前後かかると言われています。
そのような費用が比較的多くかかるのはつなぎ融資のデメリットです。
一定期間内に売却できない場合の負担が大きい
つなぎ融資は融資期間が定められている事が多く、それまでに売却できない場合にかかる負担が大きくなるというのもデメリットのひとつです。
たとえば期間内に売却できず抵当権が実行されてしまうと、予定よりも低価格で手放さなければならない可能性が高くなります。
また、抵当権が実行されても元本割れした場合、より高い金利を遅延損害金としてかけられる場合もあります。
まとめ
不動産売却時のつなぎ融資について、メリットとデメリットをご説明しました。
つなぎ融資は一時的な資金の不足を解消してくれる融資であり、主に買い先行で住み替えをおこなう場合、つなぎ融資を受けるメリットはたくさんあります。
一方で費用負担が増える可能性など気を付けたいデメリットもあるため、注意しながらうまく活用しましょう。
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