不動産購入時に「不動産番号」という言葉を聞いたことはありませんか。
あまり馴染みのない言葉なので、何のための番号でどのようなときに必要となるのかを知らない人のほうが多いかもしれません。
今回は、不動産登記のときに目にする不動産番号について解説します。
不動産を購入するなら知っておきたい不動産番号とは？
不動産番号とは、不動産を識別するために土地一筆、建物一戸に対して付与されるもので、新不動産登記法によりすべての不動産には不動産番号がつけられています。
不動産番号は13桁の数字で、登記事項証明書や登記完了証などに記載されており、確認したいときは法務局のホームページから閲覧も可能です。
不動産番号は、オンラインの申請手続きを簡略化するために使用されます。
以前は、たとえば土地の登記であれば「所在」「地番」「地目」「地積」の項目を、建物の登記であれば「所在」「家屋番号」「種類」「構造」「床面積」を記入する必要がありました。
不動産番号を記入することで上記のような事務手続きが簡略化でき、スムーズに登記申請ができるようになっています。
現状はオンラインの申請時にしか利用されていないのが難点といえるでしょう。
不動産を購入するなら知っておきたい不動産番号の必要性は？
不動産番号は、もしわからなくても従来の方法で手続きを行うことは可能ですので、必要な番号であるとはいえません。
登記申請時には番号がわからないケースも多いと思いますが、その際は空欄で提出しても問題ないでしょう。
申請時に細かく土地や建物の情報を記載する手間を削減するための便利ツールと覚えておくといいかもしれません。
とはいえ、不動産の数が多い場合などには番号で不動産の表示を省略できるので、活用するメリットもあるでしょう。
また登記事項証明書を取得したいけれど、法務局まで出向くのが面倒に感じるときには、不動産番号があれば取得できるオンライン申請サービスが便利です。
以前は必要書類を準備して行わなければならなかった申請作業が、不動産番号さえあればスムーズに取得できるのはメリットが大きいでしょう。
不動産番号を利用するときは、番号を間違えて記載しないようにくれぐれも注意してください。
番号違いで誤った土地や建物を登記したら大問題となります。
書類を確認する司法書士などは、不動産番号と実際の不動産の情報を照らし合わせるために、逆に仕事量が増えている現状のようです。
まとめ
今回は、登記のときに目にする不動産番号について解説しました。
あまり馴染みのない不動産番号ですが、登記事項証明書をオンラインでスムーズに取得したいときには知っておくと便利でしょう。
これから物件の購入を考える人は、不動産の知識を増やして納得のいく住まい探しをしてください。
株式会社イーアールホームズでは、新築一戸建て情報を取り扱っております。
マイホーム購入をご検討でしたら、まずは弊社にお問い合わせください。
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓
