「土地購入をして家を建てる」という形での不動産購入を検討している人が知っておきたいことのひとつが、北側斜線制限です。
今回は、北側斜線制限とは何かについてまず簡単に解説したうえで、ほかの制限との関係についてもお話しします。
不動産購入において知っておきたい北側斜線制限とはどういう制限?
北側斜線制限とは、不動産購入のなかでも「土地を購入し、そこに注文住宅を建てる」という形での購入を検討している人が知っておくべき規制です。
その内容を簡単に説明すると「自分の家の北側にある家の良好な住環境の確保、特に日照権の確保をすることを目的に、南側に建てる建物=自分の家に高さ制限がかけられる」というものです。
たとえば「自分の家を3階建、4階建など高さのある家にしようと思っても、それが北側にある家の日照権を妨げてしまうリスクがある場合、北側斜線制限の対象となり、思ったとおりの高さの家が建てられない可能性がある」ということですね。
北側斜線制限はどんな土地でも対象となるわけではなく、住居系専用地域、第一種および第二種の低層または中高層住居専用地域でこの制限が適用されます。
不動産購入において北側斜線制限と関係の深い制限とは?
不動産購入において、北側斜線制限と関係の深いものとしてあげられるのが、道路斜線制限です。
道路斜線制限は、道路面の日照や通風などを確保するために、建物の高さを制限するというもの。
「家ならともかく、道路の日照確保なんていらないのでは」と思われるかもしれませんが、これは「道路の日照や通風を確保することによって周辺の建物の日照や通風確保にも役立つし、周りへの圧迫感も減らせる」といった理由があって存在している制限です。
地域によっては、北側斜線制限とこの道路斜線制限両方が適用される地域になっているところもあり、この場合は厳しい数値になる制限のほうを採択する、という形にしなくてはいけません。
どちらの制限が厳しくなるかはケースバイケースですが「北側斜線制限のみの地域よりも厳しい制限がかかる可能性は高い」と考えておいたほうがいいでしょう。
まとめ
今回は、不動産購入のなかでも「土地購入をして注文住宅を建てる」というケースを検討している人が知っておきたい北側斜線制限や、それと関係の深い道路斜線制限について簡単に解説しました。
「土地購入からの注文住宅」を考えるなら、その土地の北側斜線制限や道路斜線制限の有無、制限がある場合の制限内容などを事前に調べるなり業者側に確認しておきましょう。
制限を一切調べず、あとから「自分の夢を詰めこんだプランは制限に引っかかるので無理だった」と知ってしまうような事態を避けるためにも下調べをすることをおすすめします。
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